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やせていても危険!40代女性の健康とキレイのために心がけたいことは?

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肥満には、生活習慣病やメタボなどの健康問題が付きまとうものです。
しかし、やせていれば健康とも言い切れないことが近年の研究で明らかになっています。
40歳以降の女性のやせは、実は肥満と同じくらいのリスクが潜んでいます。
いわゆる中年太りとは無縁で、昔からやせ型と言われてきた方、ダイエットに成功してやせたという女性の方にこそ、
ぜひ知っていただきたい情報をお伝えします。

糖尿病の発症リスクは、やせている人が太っている人よりも高い?

身長と体重のバランスを見るBMI(体重(kg)÷身長(m)²で算出))は、18.5以上25未満が適正範囲内とされています。
18.5未満は「やせ」、25以上は「肥満」とみなされます。
生活習慣病の代表格である糖尿病は、なんと、BMIが25以上の人よりも、18.5未満の人のほうが糖尿病の発症リスクが高いという研究結果が出ています(※1)。やせていても食事バランスが偏っていると、LDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪の値が高い脂質異常症や、高血圧になる可能性は十分にあることから、やせていれば健康とは必ずしも言い切れません。

危険なやせ型=「運動不足なのに、やせている」

では、しっかり運動してスレンダーな体型の人も病気になりやすく危険なのか?というと、もちろんそうではありません。
食事制限によりやせた人、体質的に太りにくい人、食が細くやせ型の人など、特に運動をしているわけではないけれどやせている人が危険とされています。

TypeBのように、少ししかエネルギーを摂取せず、同じだけのカロリーしか消費しないと、代謝がどんどん落ち、
必要な栄養素もとることができなくなってしまいます。体調を整え、体や肌を若々しく保ってくれるビタミンなどの栄養素も不足します。
「病気じゃないけどなんとなく体に不調を感じる」「顔がかさかさしてハリがなくなってきた」という40歳代以上の女性のからだのトラブルは、
実は年齢のせいではなく、生活習慣に要因があるのかもしれません。
しっかりと必要な栄養素を取り入れるには、摂取カロリーと消費カロリーのバランスを高い位置でとるように心がけましょう。

筋肉の量が、20年、30年後の姿を左右する

やせているのなら、特に運動をする必要はないのでは?と思ってしまう方もいるかもしれません。
実際のところ、やせているけれど体脂肪率が高く、筋肉量が少ないのが日本人のやせ型女性に多く見られる特徴です。
しかし歳を重ね、身体機能が衰えていくにつれ、肥満と同じくらい怖いのが筋肉不足です。やせている人には、特に筋肉不足が疑われます。
人間の筋肉量は、40歳前後を境に徐々に低下し始めます。40歳以上の人に気を付けてほしいのは、「サルコペニア」と呼ばれる筋肉不足の状態。
サルコペニアとは、加齢に伴う骨格筋量と骨格筋力の低下のこと。まだまだ元気に動けると思っていても、何もしなければ筋肉量はどんどん低下し、
早ければ60歳代で転倒や骨折のリスクが高まってしまいます。
サルコペニアは高齢者と呼ばれる世代になったときに、要介護状態となる主な原因のひとつです。
サルコペニアを予防するために必要なのは、筋肉を作るもととなるたんぱく質をしっかり取り入れたバランスのいい食事と十分な運動。
忙しいからとお昼はコンビニのおにぎりやパンだけで済ませがちな方はいませんか?肉や魚、卵や大豆製品といったたんぱく質のもととなる一品を
取り入れましょう。仕事や家事に忙しく、なかなか運動をする時間がとれない方は、日常の中で取り組める運動を取り入れると効果的です。
・バランスのいい食事についてはこちら:[バランスの良い食事~主食・主菜・副菜の3つをそろえよう!~]
・日常の中で取り組める運動についてはこちら:[週に1回のジムVS毎日の「ちょい足し運動」 エネルギー消費が多いのはどちら?]

太るのではなく、やせるのでもなく、引き締める

40代の女性のやせ型に潜む危険性についてご紹介いたしました。
しかしやせ型だからと、ただ摂取カロリーを増やしてやみくもに体重を増やそうとするのは危険です。
特に女性は、BMIにかかわらず、閉経・更年期を迎える50代に入ると、40代のころとくらべて平均で血圧は5~10程度、
LDL(悪玉)コレステロール値は20程度上昇するといわれています。
つまり、より生活習慣に注意してほしいのが40~50代の女性なのです。
やせ型の女性に目指していただきたいのは、筋肉のついた引き締まったスタイル。
筋肉は脂肪とくらべて重いため、筋肉をしっかりとつけると体重は増加します。
しかし、太ったと思うのではなく、引き締まった健康的な体になったと考えましょう。

参考
※1 順天堂医院 糖尿病・内分泌内科 スポートロジーセンター
https://www.juntendo.ac.jp/hospital/information/release/detail/release_20180420.html