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脂肪肝に要注意!「たかが脂肪肝」と油断しないで

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「脂肪肝」というワードを健康診断で見たことがある方も多いのではないでしょうか。
脂肪肝は立派な生活習慣病のひとつです。肝臓の不調は意識的に調べなければなかなか気づきづらく、肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれるほどです。
そのままにしておくと最悪の場合、肝がんまで進行してしまうこともあります。
今回は脂肪肝とは何か、また予防・改善するために気を付けたい生活習慣をご紹介します。

そもそも脂肪肝とは?

脂肪肝をわかりやすく言うと、肝臓に脂肪が蓄積した状態の事を言います。
イメージとしては、フォアグラです。
フォアグラはガチョウやアヒルにたくさんの餌を与えて太らせ、脂肪がたっぷりついた状態の肝臓です。
脂肪肝の日本人は今や3,000万人と言われており、30年間で約3倍に増えています。
脂肪肝なんて、ただ肝臓に脂肪がついただけ。どうってことないのでは?と思われるかもしれませんが、脂肪肝をそのまま放置することによって、肝臓の炎症につながります。
炎症を起こすと肝臓の細胞が崩れていきます。
修復はされますが、それを繰り返すことによって、体はもう壊れないようにより強固にしようと肝臓を硬化していきます。
肝臓が硬化し、全体が繊維に覆われた状態になるのが肝硬変です。
肝硬変になってしまうと、もう元通りのきれいな肝臓に戻ることはできません。
また、肝硬変まで悪化せずとも、炎症を繰り返すことで肝臓の機能はじわじわと低下します。そして、最近の研究では、脂肪肝の人は他のがんに罹患するリスクも高くなるとされています。脂肪肝の人は、そうでない人と比べ、がんになるリスクは胃がんは3.5倍、すい臓がんは2.7倍、肺がんは2倍になると言われています。
脂肪肝は早期に発見し対策を講じる必要があります。

脂肪肝の種類


脂肪肝には種類があります。
肥満の人だけが脂肪肝になるのわけではありません。
脂肪肝は定期健康診断では発見しづらいことも多いため、人間ドックなどで腹部エコーをオプションとして追加することをお勧めします。
自覚症状がなく、気が付いた時にはもう肝硬変になってしまっていることもあります。
前述のとおり、肝硬変になってしまうともとの健康な肝臓に戻すことはできませんが、脂肪肝の状態から健全な肝臓に戻すことは可能です。
脂肪肝にならないための予防、脂肪肝を早く見つけて対処することが重要です。

脂肪肝の予防と改善のためには

健診などで脂肪肝の疑いがあると言われた場合には、以下の点に気を付けましょう。

・肥満などによる脂肪肝はとにかく「食事による減量」と「運動」が重要。
主に、肥満、糖尿病、脂質異常症、高血圧の改善を目指します。
・アルコール性の場合は断酒により短期間的に改善が見込まれます。お酒を控えましょう。
・遺伝性の場合は服薬という方法がありますので、血縁の近い方に脂肪肝の方がいる場合は専門医に必ずご相談ください。