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貧血気味みたい、どうしたらいい?

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「貧血」と言う言葉を聞くと、どのような症状をイメージしますか?
立ち続けていると、ふらついて急にしゃがみこんでしまう……、気分が悪くなってしまい、顔色が悪い……などでしょうか。
実は、「貧血」が原因でそのような症状が出るのは、急激に症状が進んだ場合、もしくは重症の場合です。
症状に気付かず、徐々に貧血が進んでいるケースもたくさんあるのです。
貧血かどうかは採血でわかります!

【検査基準値】
赤血球数(×10⁴/μl)(RBC)※赤血球の容積の割合を調べます
男性:430~570  女性:380~500
血色素量(g/dl)(Hb)※ヘモグロビンの濃度を調べます
男性:13.5~17.5 女性:11.5~15.0

赤血球数、血色素量ともに、男性と女性で基準値が異なります。
基準値より低い場合は「貧血」と判断されます。

鉄欠乏性貧血

貧血には種類がありますが、今回は女性に多い鉄欠乏性貧血に着目します。
鉄欠乏性貧血はヘモグロビンの主な材料である鉄が不足し、ヘモグロビンが作られなくなるためにおこります。

主な原因

・鉄摂取量の不足(欠食・偏食、無理なダイエット、外食・インスタント食品の多食などの食生活の乱れ等の原因により、鉄や栄養素が不足します)
・鉄需要の増加(妊娠・授乳期は鉄が多く必要になるため不足しやすくなります)

主な症状

めまいや動悸、息切れ、顔色が悪い、体がだるい、疲れやすい

対策

てつ1
基本的には、1日3食、栄養のバランスの良い食事をすることが大切です。特に気を付けたいのが、「たんぱく質」と「鉄分」です。
たんぱく質
血液中の赤血球やヘモグロビンの材料となる大切な栄養素です。良質のたんぱく質を多く含む食材は、魚介類、肉類、卵、大豆製品、乳製品などです。体の中に貯めておくことはできないので、毎食適量食べるようにしましょう。
鉄分
鉄分には、吸収率の良いヘム鉄(肉類や魚介類に含まれる)とあまり良くない非ヘム鉄(大豆製品や青菜に含まれる)があります。

・ヘム鉄
肉や魚などの動物性食品に含まれる鉄分です。
・非ヘム鉄
野菜などの植物性食品や卵・乳製品に含まれているヘム鉄以外の鉄分です。

ヘム鉄と非ヘム鉄の大きな違いは吸収率です。
ヘム鉄の吸収率は非ヘム鉄にくらべて5~6倍高く、少量でも十分な鉄分補給ができます。非ヘム鉄はヘム鉄に比べて吸収率は低いですが、ビタミンCを一緒に摂取すると吸収率が高くなります。
また、処方薬ほど鉄分を含んでいませんが、市販のサプリメントを取り入れるのも良いでしょう。
非ヘム鉄のサプリメントはビタミンCが含有されているものもあります。購入する前にチェックしてみるといいですね。

基準値内であれば安心?

赤血球数と血色素量が基準値内でもまだ安心できません。
疲れやすい、だるいなどの症状はありませんか?
鉄分は血液中だけでなく、肝臓にも貯えられています。
これを貯蔵鉄といいます。
血液中の鉄分は足りていても、貯蔵鉄が不足している……このような状態を「隠れ貧血」と呼びます。
定期健康診断では検査項目ではないため、オプションとして「血清フェリチン」検査をするとわかります。

血清フェリチン(ng/ml)
【検査基準値】男性:20~250 女性:10~80

血清フェリチン値が低下すると、血清鉄が低下するので「隠れ貧血」の判定に役立ちます。
鉄剤の投与により、血清鉄、血清フェリチン値の順に増加していきます。
そのため、血色素量が回復しても血清フェリチンが回復していないと、貯蔵鉄が不足したままの状態なので、血清フェリチン値が回復するまで鉄剤の投与を継続することが重要です。

多い分には問題ない?

検査値が高すぎる場合も「多血」と判断されます。

主な原因

要因としては、肥満、高血圧、飲酒過多や脱水、喫煙や肺疾患による低酸素血症によるものなどが考えられます。
赤血球が増えて、血液がどろどろになると、血液の流れが滞り、頭痛などをきたすことがあります。

対策

BMI(体重(kg)÷身長(m)²で算出される体格指数)が25以上の方は22に近づくように減量に取組みましょう。⇒BMIの測定はこちら
喫煙習慣のある方は禁煙、血圧が高めの方は塩分摂取量過多になりすぎないように気をつけましょう。(塩分量の目安:男性7.5g未満、女性6.5g未満)
特に目に見えにくい加工食品、惣菜、外食などからの摂取量に注意しましょう。
飲酒習慣のある方は、1日の適量を守るよう心がけましょう。

週に一度は飲酒をしない休肝日を設けることも大切です。
体内でお酒を分解するには水が必要です。飲酒の際は水を一緒に飲んで脱水にならないようにしましょう。