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その他(食事)

元気に長生きするのであれば避けたい!~60歳から気を付けたいやせの危険性と低栄養~

超高齢化社会の日本。
やはり、元気に長生きするには食事をしっかりとることが大切です。
ですが、実は歳をとるほど「やせ」や「低栄養」が問題になっており、食事に一層気を付けたほうが良いとされています。
平成29年度の国民健康栄養調査によると、80歳以上では男女とも約2割が低栄養傾向にあります。
この記事では、「やせ」と「低栄養」の危険性や予防法についてご紹介します。

やせ・低栄養の現状と危険性

やせの基準はBMI(体格指数)18.5未満の状態のことを指します。
そして、低栄養とは身体を動かすためのエネルギーや筋肉が不足した状態のことを指し、以下のような症状が起こるとされています。

● 体重減少
● 免疫低下により感染症や風邪にかかりやすくなり、治りにくい
● 傷や褥瘡(床ずれ)が治りにくい
● 筋肉量の低下
● 活力低下

上記のような症状が出てしまうと、心も身体も元気ではなくなってしまいますよね。

低栄養の原因

低栄養の原因には以下のようなものが考えられます。

孤食

2016年6月に、65歳以上の男女約8,800人を対象として、大都市部在住の高齢者における孤食の実態が調査されました。
その結果、男性の47.1%、女性の48.5%が週1回以上の孤食、さらに男性の14.9%、女性の16.9%が週7回(毎日)孤食であると回答しています(※1)。
高齢者の4分の1は毎日孤食ということになります。
特に独居世帯ですと、毎日食事を作るのが大変等の理由から肉類や魚類を食べる回数が減ることで、
筋肉量が減り、低栄養になりやすくなってしまいます。

咀嚼、嚥下力などの口腔機能低下

歯が少なかったり、義歯による痛みによって硬いものを避けるようになります。
そのため、おかゆなどのペーストや汁物などに偏りがちになります。

低栄養の予防

孤食を避けるには?

・友人や家族と食べる回数を増やす
ご家族と家が近かったり、近所にお付き合いがある場合は、場合は週に1回は一緒に食べるよう食事会を設定してみましょう。
食べるものが変わらなくても、食べる環境が変わって大人数と楽しく食べることによって食欲もわきやすくなります。

・皆で作って食べるコミュニティーの活用
普段1人で食べることが多い高齢者が集い、大人数で食事を楽しく摂ることを目的としたコミュニティーがあり、
そのような場への参加をすることで、孤食を避けることができます。

口腔機能が低下している場合

以下の4点に注意して調理をしてみましょう。

● 肉やイモ類など噛みにくいものは食べやすく少し小さめに切る
● 噛みにくいなきは皮を取り除く、または肉をたたいたり筋をとって調理するなど柔らかくする
● 野菜は歯茎でつぶせる硬さまで柔らかくする
● 葉物の野菜は柔らかい葉先だけを使用する

特に歳を重ねるにつれ消化機能も低下し、油モノなどをたべると胃もたれしやすくなるので、
できるだけ調理方法としては「ゆでる」「煮る」をメインに行いましょう。
年齢を重ねても元気に過ごせるように、以上のことを踏まえて食事の内容を心がけましょう!

参考
※1 田中泉澄ら. 大都市部在住の高齢者における孤食の実態と食品摂取の多様性との関連.日本公衆衛生学会誌. 2018,第65巻,第12号